皆さん、こんにちは！
最近、お客様からよくご質問のある「レンズの焦点距離（focal length）の違いは？」について難しい専門用語をなるべく使わずに説明致します。
●焦点距離（focal length）とは
焦点距離とはレンズの中心からイメージセンサー（撮像素子（画像を電気信号に変換する素子））までの距離のことです。
上記の画像はＡ：コンパクト・デジタルカメラとＢ：一眼レフ・デジタルカメラの仕組みのイラストです。
いずれも１：レンズの中心と２：イメージセンサー（撮像素子）との距離が焦点距離となります。
次にレンズタイプの違いによる焦点距離について説明します。
※レンズタイプの説明はこちら
「防犯カメラ豆知識【バリフォーカル／固定焦点レンズ／ＰＴＺ】」
●バリフォーカル（vari-focal）カメラの焦点距離
上記の画像は弊社で販売しているドーム型バリフォーカルＩＲ（赤外線）防犯カメラ「IPC-HDBW2431R-ZS-S2」の詳細仕様です。
赤枠の箇所が焦点距離です。
バリフォーカル（可変焦点）で焦点距離を変更することができます。
従って焦点距離は「最小～最大」として表記されます。
●固定焦点（fixed focal）カメラの焦点距離
上記の画像は弊社で販売しているバレット型固定焦点フルカラー防犯カメラ「IPC-HFW2439S-SA-LED-S2」の詳細仕様です。
赤枠の箇所が焦点距離です。
レンズタイプは固定焦点のため焦点距離は一定ですが、２種類のタイプから選ぶことができます。
●ＰＴＺ（パン／チルト／ズーム）カメラの焦点距離
上記の画像は弊社で販売しているＳＩＭ／wi-fi対応ＰＴＺ防犯カメラ「NC49G-10XEU」の詳細仕様です。
赤枠の箇所が焦点距離です。
ズーム機能があるためバリフォーカルと同じように焦点距離は「最小～最大」で表記されます。
●それぞれの特長と選び方は？？
焦点距離の違いにより下記の特長があります。
・焦点距離が短い 【広角レンズ】
・画角（撮影できる範囲）：広い
・撮影距離：短い
・焦点距離が長い 【望遠レンズ】
・画角（撮影できる範囲）：狭い
・撮影距離：長い
それでは焦点距離の違いによる防犯カメラの選び方はどうでしょうか？
・焦点距離が短い
・屋内：部屋、オフィスなど対象物までの距離が短く広範囲に撮影したい場合
・屋外：個人宅用など対象物までの距離が短く広範囲に撮影したい場合
・焦点距離が長い
・屋内：長い廊下や工場などで対象物までの距離がある場合
・屋外：対象物までの距離が長く比較的鮮明に撮影したい場合
●まとめ
今回は「焦点距離（focal length）」についてお話しました。
防犯カメラのご購入を検討中でどれにしたら良いか？という場合にはお気軽に弊社にお問合せください。
ご不明な点等ございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
